食品等事業者向け検品システム 株式会社イアス

概要

ハンディターミナル(以下ハンディ)を使用し、生産された料理パックの出庫ピッキング管理を行うシステムです。

作業者のQRコードと、各料理パックに印字されているQRコードを読み取り、出荷用の箱に振り分けます。

正しい出荷先に、必要な数の料理パックが振り分けられていることが確認できます。

時間短縮、人員削減のほか、出庫情報を一括管理することで、HACCP1に沿った衛生管理における出荷工程での活用が期待できます。

 

画像: 1(システム概要)

画像: 2(HACCPに沿った衛生管理工程の例)

1 Hazard Analysis and Critical Control Point

食品等事業者が食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握し、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、

それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程(重点管理点)を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法。

担当者や使用した調理器具、温度などを帳票に記録して一定期間保管し、万が一トラブルがあった場合にはこの帳票を確認することで

原因の特定を行うことができます。

 

※「HACCPに沿った衛生管理」には、「HACCPに基づく衛生管理」と「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」の二つの基準があり、

規模や業種等に応じ、一定の営業者については、取り扱う食品の特性等に応じた衛生管理が求められます。

1年間の経過措置期間が設けられており、20216月までの対応が必要となります。

★ハンディターミナルとは、

商品情報をスキャンで読み取る携帯型の機器のことです。データをリアルタイムで収集・処理することが可能です。

ピッキング業務では、品番のミスを防ぐことができ、スキルや経験による作業のムラを防ぐこともできます。

操作方法

(1)作業者QRコード読み込み

1.   作業者のネームプレートに印字されているQRコードをハンディで読み込みます。

2.   読み込みが完了すると、音が鳴り、料理QRコード読み込みと表示された画面に移動し、

読み込んだ作業者の名前が画面右上に表示されます。

画像: 3(作業者QRコード読み取り)

ハンディの画面

画像: 4ハンディ画面1(作業者QRコード読み込み前)

画像: 5ハンディ画面2(作業者QRコード読み込み後)


 

(2)料理パックのQRコード読み込み

1.   料理パックに印字されているQRコードをハンディで読み込みます。

2.   読み込みが完了すると、音が鳴り、読み込んだ料理名と、出荷先ごとの振り分け状況がハンディに表示されます。

画像: 6(料理パックQRコード読み取り)


 

ハンディの画面

画像: 7ハンディ画面1(料理QRコード読み込み前)

画像: 8ハンディ画面2(料理QRコード読み込み後)

○:振り分け済み

--:振り分け未

 

表示している施設の料理が全て振り分け済みとなった場合、表示が○になります。

未振り分けの料理がある場合、表示は-- になります。

 

 


 

(3)仮箱への振り分けと仮箱バーコードの読み込み

1.   出荷先毎に用意する箱(以下仮箱)に(2)で読み込んだ料理パックを振り分けます。

2.   振り分けた仮箱のQRコードを読み込みます。

3.   (2)料理パックのQRコード読み込み→(3)仮箱への振り分けと仮箱バーコードの読み込みを繰り返し、

料理の振り分けを進めます。

画像: 9(仮箱振り分け)


 

(4)料理振り分け状況のチェック

1.   必要な料理パックの数が揃うと、ハンディの施設名の左側の表示が「--」から「○」に変わります。

2.   全ての施設への振り分けが完了するまで繰り返します。

画像: 10(料理振り分け状況表示)

ハンディの画面

画像: 11ハンディ画面1(振り分け完了後)


 

(参考)振り分け済み料理パックのチェック

振り分け済みの料理パックのQRコードを再度読み込むと、ハンディに振り分け済みであること、

出荷先情報を表示します。

画像: 12ハンディ画面(振り分け済み料理パック)